グローバル時代のWikipedia世界史記事利用作法

 今更のような記事ですが、書いてみました。こんなことは誰でも普通にやっていると思うのですが、一応中学生や高校生等の初心者向けに書いています。とはいえ、必要そうな方々にこの記事が届くとはとても思えませんが、、、そもそもこのような文字だらけの長文の文章が読まれるとは思えないのですが、一応書きました。  インターネットには信頼できない情報があふれています。学術の場では、Wikipediaはゴミだと思…

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最近読んだ歴史学方法論の書籍(8)言語論的転回<3>日本での受容2 ver2

今回、 遅塚忠躬「言説分析と言語論的転回」『現代史研究42号』1996年12月岸本美緒「現代歴史学と「伝統社会」形成論」『歴史学研究』増刊号 2000年度大会報告 2000年10月中村正則「言語論的転回以後の歴史学」『歴史学研究』779号 2003年9月 を読みました。2013年に荻野美穂「歴史学における構築主義」(上野千鶴子編『構築主義とは何か』2001年、所収)、今年小田中直樹「言語論的…

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古代アルメニア歴史ドラマ『古代の諸王』(2016年)

 私の場合、アルメニアといえばグルジア/ジョージアが同時に想起されてしまうのですが、今年は、『グルジア映画への旅-映画の王国ジョージアの人と文化をたずねて』出版(4月)、グルジア映画祭(10/13-26、恐らく書籍と連動)、グルジア舞踊コンサート(10/16-11/19)グルジア料理会(8/25)、世界不思議発見でのグルジア特集(7/28)と、日本におけるグルジア/ジョージア元年とでもいえそうな…

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最近読んだ歴史学方法論の書籍(7)日本の史学概論書籍

 『岩波講座哲学<11>歴史/物語の哲学』(2009年)所収の小田中直樹氏の論説「言語論的転回」以後の歴史学」にて、日本の戦後人文学では新カント派が勢力を持っていたため、新カント派と密接な関係にあったウェーバーの受容に寄与した、との仮説が提出されています。言語論的転回は、新カント派の認識論のレベルと同一視され、特段日本の歴史学会は反応を示す必要を認めなかった、ということのようです。  確かに言…

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オリンピック・ボランティア 海外応募者数と海外からのボランティアの人数

東京オリンピック・ボランティアが26日から募集開始です。 ネットでは、ブラック・ボランティアなどの用語が飛び交い、書籍も出版され、17日には批判派の著者と推進派の著者の対談(こちら)も開催されました。 対談聴衆者の方が、推進派の西川千春氏が対談で「ボランティアの志望者は海外からも10万人ほどは予想されており、募集人数をはるかに超える方が絶対に集まるとおっしゃっていました」と述べていた、とブロ…

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最近見つけた歴史ドラマ

 今年も新作歴史映画をIMDbでチェックしました。検索システムが大幅に拡大していて、これは従来有料のIMDbProの方の機能が、無料機能の方に移行したのではないかと推測しています。検索利便性と検索効率は大幅に向上しましたが、結果の表示は従来とはかなり変わったような気がします。従来通り、Historyタグ(&キーワードにFeature Filmsを指定)のみ検索した結果(7月21日時点)は、629…

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中世インド歴史伝説映画『パドマーヴァット』(2018年)

デリーサルタナット王朝ハルジー朝のアラーウッディーンと、アラーウッディーンに征服されたラージプート諸王国のひとつ、メーワール王国のラタン・シン王とその妻パドミニー(パドマーヴァティ)の話です。アラーウッディーンのイメージはほとんどイヴァン雷帝です。ご興味のある方はこちらをご参照ください。 今回の記事は時間がかかりました。視聴&記事作成ほぼまる一日がかりです。英語字幕を(比較的)ちゃんと読んだこ…

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最近読んだ近年の歴史学方法論関係の書籍(6) 構築論・再構築論・脱構築論

 今回は、歴史学方法論における構築論・再構築論・脱構築論の代表書籍の紹介と感想です。だらだらとした長文となってしまいました。私としては結構重要な話なので、関連書籍に手を伸ばしているうちにどんどん長文化し、関連書籍を読むと、読了済みの本を読み返したくなり、いつまでたっても終わらない感じになってきたため、とりあえず現時点の内容で一度リリースすることにしました。  現在の方法論本は、大きくわけると、…

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イスラーム世界におけるSF

という題名で記事を書こうと思い、エジプトにおけるSF映画の興行収入を調べて、エジプトの平均チケット代と通貨の為替レートを調べたところでいきなり脱線してしまいました。本題のイスラームのSFの記事はこちらです。 以下は、イスラームのSFの記事を書く前に脱線して調べた内容です。 エジプトの通貨の暴落ぶりが半端ありません。一番上がエジプト・ポンド(出典グラフはこちら)。昨年10月に、エジプト政府がI…

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最近読んだ近年の歴史学方法論書籍(5)

ここ4ヶ月ほどで読んだ歴史学方法論関連書籍には、以下のものがあります。 (1)完読したもの 『思想』1994年4月号 「歴史学とポストモダン」特集 838号『思想』2010年8月号 「ヘイドン・ホワイト的問題と歴史学」1036号『思想』2018年3月号「〈世界史〉をいかに語るか――グローバル時代の歴史像」 ゲオルグ・イッガース『20世紀の歴史学』晃洋書房、1996年 ジョン・ギャディス『…

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