2022年:今年見た映画・読んだ書籍ベスト

【1】書籍

今年は2013年以来の洋書のワンツーフィニッシュでした。2013年はササン朝関連本でしたが、今年は古代ローマ本。

1.The City of Sharp-Nosed Fish(Peter Parsons)(感想はこちら
2.Ravennna Capital of Europa(感想はこちら
3.デジタル・ヒューマニティーズ(感想はこちら
4.千年帝都洛陽(感想はこちら
5.後期ローマ帝国史I(感想はこちら
6.漢とは何か(感想はこちら
7.古代中国の日常生活(感想はこちら
8.筒井淳也著『社会学』(感想はこちら
9.声と文字
10.アメリカの歴史教科書問題(感想はこちら
11.戦国時代劇メディアの見方・つくり方(感想はこちら
12.市民のための歴史学―テーマ・考え方・歴史像(感想はこちら

以下、以下の書籍が有用or面白く読めました。

庶民たちの平安京、平安朝の事件簿、平安京の下級官人、馬車の文化史(感想はこちら
ディクテュスとダーレスのトロイア戦争物語―『トロイア戦争日誌』と『トロイア滅亡の歴史物語』 (感想はこちら)、岩波講座世界歴史 中華世界の盛衰(感想はこちら)、魏晋南北朝史のいま、ローマ帝国旅行ガイド、古代ローマ軍の土木技術(感想はこちら)、
計算社会科学入門、小さな歴史と大きな歴史のはざまで、ブルシットジョブ


【2】映画とドラマ

相変わらず視聴した作品の殆どがGyaoでの視聴。

今年はドラマ『エルピス』がぶっちぎりです。世の中の多くは、「正しさ」よりも貸し借りで動いている、という点をよく表している作品でした。途中中だるみしたりメディアの自己弁護的な色調の強い部分もありましたが、最後締まりました。すばらしい作品です。最終回視聴率15%くらいいってるかも、と思っていたら、5.5%とは驚きです。深夜帯作品というわけでもないのに。多くの人は、半沢直樹のような水戸黄門みたいな話の方を好むということの反映なのかも知れません。『エルピス』は賞をいくつか取りそうな気がします(製作・脚本・主演女優・助演男優あたり)。

1.エルピス(ドラマ)

『エルピス』がぶっちぎりなので2-4位枠に入れられる作品が見つかりません。

5.ノマドランド
6.モンスターハンター
7.ステキな金縛り
8.燃えよ剣
9.マイファミリー(ドラマ)
10.霊媒探偵・城塚翡翠(ドラマ)
11.みかんの丘


ノマドランド、昔、米国人は狩猟民族的で自由な生き方、日本人は農耕民族的で定着村社会の生き方、みたいな雑な文化論がありましたが、それはあくまで海外に情報がよく発信される、移民の多い西海岸や東海岸のダイナミックな社会だけの話で、実際には米国社会でも、数世代前から定着し、同じ社会でずっと暮らし続けている農耕民的定着民が多い、というようなことは、ネットが発達し、東西海岸のエリートが発信する文化論以外の地域の情報が伝わって来るようになり、日本でも知られるようになったところだと思います。『ノマドランド』で描かれている、主人公含むノマド達は、たしかに自由な生き方をする人々だけれども、それは定着民の人々から疎んじられ嫉まれ、決して経済的に余裕があるわけでもない人々の方が一般的で、そんなに優雅なものではない、、、、、というような「自由に生きる人々の実際」を描いたような作品。自由とリスクは裏表。あちこち旅して普通の人がなかなか見られないような絶景を巡りそれをSNSにアップして、そのために定職に就かず孤独に生きることのどこが楽しいの???と思えてしまうノマドライフ。でもわたしは共感できました。

モンスターハンター、SF設定もストーリーも凡庸。これはミラのド派手アクションを見るためだけの作品。
ステキな金縛り、心がほんわかしたい時に見る作品。家族視聴向き。
マイファミリー、終わってみればそこまでの作品だったか??と思うものの、見ている最中は続きが気になって仕方なく、毎週楽しみにしてた作品。

霊媒探偵・城塚翡翠。『護られなかった者たちへ』での怪演で知った清原果耶。まだ20歳。久々に将来大物女優となりそうな大型若手女優登場という印象を受けました。その後、霊媒探偵・城塚翡翠』を読んだ時には、よもやコレに主演するとは予想もしていませんでしたが、ドラマ化情報&清原果耶主演を知った時、まさにハマリ役だと思いました。あまりに適役過ぎてそもそも小説自体がアテ書きなのか?と思ってしまった程。 『鎌倉殿』での時房の瀬戸康史もイメージ通り(小説では工藤阿須加をイメージして読んでましたが、瀬戸康史の配役を知って、より適役に思えました)。イメージ通りの配役に期待値があがりすぎるとオンエアで失望する可能性も高まるわけですが、本作はほぼ原作イメージ通りの内容で見事でした。肝心の推理はあまりたいしたことない作品だったりするのですが、もう清原果耶はハマリ役すぎて、それだけを愉しむ作品として高評価なドラマ。清原果耶、今後もし作品に恵まれなくっても、城塚翡翠シリーズで食ってけるでしょう。35歳くらいまでは(35歳の根拠は、原作のイメージで引っ張れる年齢がその程度というくらいの意味です)。原作側で中年時代編を展開することができれば、一生くいっぱぐれはないかもなくらいハマリ役でした。

みかんの丘、アブハジア内戦を扱ったジョージア映画。こんなのがやるGyaoは本当に凄い。

以下は順位なし。印象に残った作品を分野別に挙げます。

1)アニメ関連
ハケンアニメ、竜とそばかすの姫、心が叫びたがっているんだ、聲の形、

ちょっと最近のアニメの完成度に興味を惹かれ、著名な作品と業界モノの作品をいくつか見てみました。

2)社会派作品
Plan75、護られなかった者たちへ、空飛ぶタイヤ、午後8時の訪問者(感想はこちら)、ケープタウン、スタンドアップ、

『Plan75』、将来こんな風になるんだろうなぁ、とリアルディストピア未来を描いた作品。35年くらい前に上野千鶴子が同世代アカデミズム言論人との座談会記事で、当時40前後の彼らが教えていた学生たちを評し、「こいつら将来安楽死法とかつくりそうなんだよなあ」といってましたが、まあその通りになりそうな未来を描いた作品となってます。決して強制ではなく、最後の最後まで「気を変えても構いません」とのアナウンスが流れるわけですが、生活保護の窓口営業時間の短さにくらべ、安楽死サービスの中には24時間営業のものがあったりして、明らかに安楽死推奨制度設計がなされている社会が舞台です。一方、『護られなかった者たちへ』は生活保護水際作対策を描いた作品。一応形式的には捜査モノのミステリー作品ですが、中身は社会派作品です。どちらも高齢者には見せられない作品。

空飛ぶタイヤは企業のリコール隠しモノ、午後8時の訪問者はベルギー移民社会モノ。ケープタウンは、南ア社会のひどさそのままの作品。スタンドアップは女性差別問題モノ。

3)SF
(r)adius ラディウス、ムーン・フォール、Plan75、サ・ビーチ(デカポリオの作品とは違います。人類終末モノ)、スプートニク、

(r)adius ラディウスとサ・ビーチ、センスある映像の小品。人類の終末には、浜辺のイメージがよく似合う(と個人的には思っている)のですが、ザ・ビーチはそんな浜辺の終末モノ(実際、終末モノで浜辺が登場する作品は結構ある)。スプートニク、すっかり評判下落したロシア&ロシア人ですが、映画自体の面白さには罪はありません。「スプートニク」は衛星と関係ない、エイリアンモノ。しかも「スカイラインシリーズ」のようなアクション大作SFっぽいポスターはまったくの詐欺作品で、リアルなエイリアンモノ。まあまあ良作。ムーン・フォールは、理屈は考えずひたすらパワーで見せる大味なハリウッド大作SF。リアルな惑星激突モノである『メランコリア』とは比べようもないですが、とにかく迫力で押すハリウッド娯楽大作と割り切って見れば楽しめます。

4)ミステリー
午後8時の訪問者、マスカレードナイト、9人の翻訳家 囚われたベストセラー、リミットレス、、パンドラの果実~科学犯罪捜査ファイル(ドラマ)、ミステリと言う勿かれ

午後8時の訪問者、P.Dジェイムズの名作『女には向かない職業』のコーデリア・グレイのイメージそのままのアデル・エネルが演じた主人公の女医。探偵ではないのですが、無名の被害者の名前を知ろうと実質探偵のような活動をします。アデル・エネル主演でぜひコーデリア・グレイ作品を映画化して欲しいところです。

マスカレードナイト、前作マスカレード・ホテルより締まった展開で、作品的には前作よりお奨めです。キシリア殿下みたいな麻生久美子、いい味だしてました。今年はリアル・ギレン総帥のウラジーミル・プーチン、リアル・キシリア殿下麻生久美子を知ることができて有益でした。

ミステリと言う勿かれ、原作も好きですが、ドラマ版もよかったです。ドラマ『ビブリア古書堂の事件手帖』と似た感覚の映像と音響が好きでした。ドラマ『ビブリア古書堂の事件手帖』は、原作愛読者の間では評判が悪いようですが、私は原作未読でしたので楽しめました。調べてみると『ビブリア』と同じスタップが参加しているとのこと。納得できる映像でした。

5)その他
ドライブ・マイ・カー、ドラマ Dinner(江口洋介/倉科カナ)、放蕩息子(京都国際ヒストリカ映画祭上映ロシア作品)

『放蕩息子』は娯楽作品としては面白い作品ですが、こういうご時世、一般向けに日本語版DVDが発売されたりすることはないかも知れません。残念です。

6)中村倫也
なんか、中村倫也の作品を見るようになってしまいました。今年は、『水曜日が消えた』『人数の町』『サイレント・トーキョー』『私をくい止めて』『台風家族』『騙し絵の牙』『ハケンアニメ』ドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?』『愚行録』(たまたま視聴した作品に出てた、というのもいくつかありますが、、『ハケン』『水曜日』『人数』『石子と羽男』は中村氏が出てるので見ました)

なんで気に入りだしたのかよくわからないのですが、注目するきっかけとなったのは、『美食探偵 明智五郎』(2020年)の明智と『屍人荘の殺人』(2019年)の明智です。金田一少年の事件簿に登場する明智警視のイメージそのもののインパクトが凄く印象に残りました。ぜひ実写版『金田一少年』の明智警視役をやって欲しいものです。クールな才人ぶってるけど実際にはそこまで実力がなくて裏で頑張っていたリ、冷静そうでいて内心焦りまくっていたリ的な役柄が多い、と考えてみるとワンパターン=演技力イマイチ ということなのかも知れませんが、、、、


【3】小説と漫画

今年はどちらも殆ど読んでません。ベストどころか、読んだ作品全部列挙しても10作もないような気がします。とりあえず列挙してみますと

小説)
やさしい猫(在日外国人差別モノ)、正欲(マイノリティ差別モノ)、サキの忘れ物(少し不思議日常系短編集)、六人の嘘つきな大学生(ミステリー)・霊媒探偵・城塚翡翠(ミステリー) だけ。

漫画 新しいきみへ、あかりとシロの心霊夜話シリーズ(既刊34巻中25冊)
+連載ものの続刊=QED Iffの新刊、アンナ・コムネナ新刊、Basil Basileus、虚構推理新刊、地図にない場所新刊、

漫画は「あかりとシロ」を除けば10冊くらいです。これまでずっと読んできた乙嫁語り、ローカル女子の遠吠えも、ハコズメ~交番女子の逆襲、ゴールデン・ゴールド、ミステリと言う勿かれ、も読まなくなってしまいました。これらはいずれ完結したら漫画喫茶へでもいって一気読みしたいと思ってはいますが、長編化してきてマンネリを感じるようになったような気がします。当初からマンネリが本質な作品(あかりとシロやQEDなど)であれば、サスペンス劇場枠としてだらだら読み続ければいいのですが、今年のだらだら枠はQEDとあかりとシロで埋まってますので(虚構推理はそろそろ脱落するかも)、他の作品までエネルギーが出ませんでした。

もともと、趣味の歴史の調査は本業の気分転換とストレス対策、という意味合いがあったのですが、何よりも、本業で達成感が味わえない時に、偽りの達成感を味わって自分をごまかすため(でもモチベーション維持には効果がある)の代替プロジェクトである意味合いが最も大きいわけです。しかも、納期もレビューも査定もない、という解放感の味わえる※ゆるゆるの自分プロジェクト。そうなると、本当の気分転換は何かということになるわけです。ここ数年Gyaoで見るようになったドラマや映画もそのうちの一つですが、これらは気分転換のものもありますが、多くはブログやサイト記事をまとめる時に平行して流しておく、というものの方が恐らく多いのです。図書館とか電車の中でないと読書や勉強に集中できない、という、子供の頃からのながら体質であるためです。

で、本当の気分転換のひとつとして、寝る前に10分から30分くらいの読書がありまして、面白い書籍や論文がある時は寝る前もそれらを読むわけですが、そこまでする本がない時は用のものがあるわけでして、今年の場合、以下のような感じでした。

1-3月 1966年放映の『ウルトラマン』をすこしづつ見る。全39話中約20話分まで達成。その後飽きて
4-9月 あかりとシロの心霊夜話(全34巻中約20巻分読了)
9-12月  『鎌倉殿の13人』34以降全話

となってました。ウルトラマンもあかりとシロも全話クリアを目標としていたのですが、やはり途中で飽きてきてしまい、一方の鎌倉殿は、私は戦争が好きではなく、安定した平和な治世における組織内での陰謀や権謀術数の方が身近ですし好きなので、鎌倉殿も幕府の治世が安定して後、内部抗争となった34話以降は全話みました。小四郎が突然豹変したところが納得できませんでしたが、良いドラマだったと思います。1979年の北条政子(岩下志麻)と義時(松平健)を描いた『草燃ゆる』は、私の中では『鎌倉殿』に置き換わりました。

※最近(といっても2年くらい前)きづいたのですが、運動後のビールを味わうために激しいスポーツをする人の感覚に通じるものがあるのかも知れません。納期破りが自由、レビューでの攻防とその後の修正地獄もない、査定という管理もない、というもう、理想の素晴らしいプロジェクトなのです。あれこれ調べて記事にまとめる、という趣味の作業は。この解放感を味わうために大学生のレポートもどきの調査作業を延々やってきているような気がします。こんなことを20年以上もやってられた一番の原動力は、達成感以上にこの解放感のためだったのではないか、と最近思うようになっています。

あかりとシロと「新しいきみへ」に関してはそのうちどこかで書きたいと思います。『新しいきみへ』は、現在3巻ですが、傑作になりそうな感じです。中途退学とはいえ京大に在学していた珍しい作者の作品です。人類破滅モノSFですが、『アイアムアヒーロー』のようにおかしな方向にいってしまわないよう祈る次第です。


【4】その他web系

1.「誰もが、納得しやすい物語を求めてしまう」女子大生殺害犯に仕立てられてしまった男の逃走劇を描く『俺ではない炎上』浅倉秋成さんインタビュー(こちら) 『六人の嘘つきな大学生』著者浅倉秋成新作『俺ではない炎上』インタビュー

(浅倉)「誰もが、納得しやすい物語を求めてしまう」「物事に意味を与えずにはいられない」
「(インタヴュアー)そんななかで、泰介を信じてくれる人が意外なところから現れますね。好悪の感情ではなく、事実の積み重ねで信じてもらえるというところに、けっこうグッときました。
(浅倉) ああ、でもあれもまたあやういところでもあって。けっきょく、その人も「自分だけはわかっている」「正しい場所にいる」と信じたいだけ。そういう意味では、炎上させている人たちと同じだと思います。悪は、正義の反対側にあるわけじゃない。正しいと信じて突き進んだ結果、知らないうちに“向こう側”に渡ってしまっているというのが実際なんじゃないのかな、と。だから僕は、感情は一番最後にもってきたいなあ、と常日頃から思っているんです」。

この作者は、私と目線がかなり近いような気がしました。『俺ではない炎上』読んでみようかと思います。

2.日経テレ東大学【ハーバードMBAの天才】女性3人!日本で起業のワケ【神回】:村上由美子(MPower Partners)(こちら

SDG事業向け投資会社MPower Partnersのゼネラルパートナー村上由美子が自社の事業と金融の話をするのかと思っていたら、本人の自己紹介で50分終わってしまったという、、、、本題に入る前の自己紹介が面白過ぎて、司会も途中でこのまま続けようとかいって、本当にそのまま最後まで自己紹介(というより半生記)で終わってしまったという、、、、(しかも自己紹介最後まで終わらず、次回に持ち越し。その次回でも終盤まで自己紹介が続いてしまったという、、、、)  国連派遣で戦後カンボジアでの初の民主選挙にアテンドしたり、SATCの生活を現地NYで実際にやってたり、いろいろ面白すぎな人生です。


2022年の感想まとめ。

今年は歴史の調べものをほとんどやりませんでした(もしかしたらまったくやっていないかも知れない)。もともと、

□週末簡単に調べて記事にできる程度の、ブログ記事を量産するにはコスパのよい内容はほぼ調べつくしてしまった
□もっとも関心のある古典古代世界とビザンツの日常世界情報の多くが収集できてきたか、or ある程度の目途と限界が見えてきていた
□コロナ禍でリモート勤務となり大学図書館に頻繁にいけなくなった
□実家の親の介護があり更に都心に出る回数が減り、出てもあまり寄り道できなくなった(ジュンク堂にいけなくなった)
□卒論以来の最新歴史学方法論の調査と学習がほぼ終わったこと(だいたい2018年3月から2022年1月まで約四年間の活動となり、大学在学時4年間の活動を30年ぶりにやり直したような感覚があります。実際この期間は大学時代の読書や考えていたことをよく思い出していました。当時歴史学内部には殆ど入っていなかった概念や方法論(これが卒論のテーマ)の多くが、現在では歴史学内部にも入って来て、ほぼ定着しつつある現状を確認することができて満足しています)

という状況があり、記事のネタが減少しつつありました。そこにウクライナ戦争が起きてしまって戦争関連の情報収集に時間を取られ、更に歴史的円安で金融情報の収集にも時間を取られるようになり、調べものをする時間があまり取れなくなった、ということもあります。しかし調べものをしなくなった代わりにGyaoでテレビドラマを見る時間が増えたりしているとも考えられるわけですから(漫画と小説を読まなくなった時間がテレビドラマに移行した、という可能性はあるが、これについてはまだ統計分析はしていないため関連は不明です)、ちゃんと取り組めば歴史探求もできる可能性はあります。

これ以外にも、
□目標としていた「アマゾンベストレビューア1000」通算10年間維持が今年2月末に達成できた(2011年3-2022年2月)(当初は10年間連続を目標としていたが、5年目に1か月陥落したため、通算10年に切り替えたもの)

ということでアマゾンレビューの順位を気にしてレビューを書く必要がなくなり、つまり、誰にも読まれなくてもいいからかきたいことを書いて長文になるレビューが増加したことで、それに反してブログ記事が減少した。という要因も大きいような気がします。思うに、私の場合、一定の文字数を書ける時間とエネルギーが決まっていて、ブログに書く文字数と時間とエネルギーが、そのままレビューの文字数/時間/エネルギーに移行しただけなのではないか、との推測もあるのですが、これも統計分析をしているわけではないため、因果関係は不明です。


とはいえ、最近歴史以外のことに関心が向く傾向にあるみたいで、今年小説を殆ど読まなかったことの反動からか、このところミステリーに関心が戻っています。

もともと、毎年12月第一週刊行の、その年のミステリー人気投票ランキング本『このミステリが凄い』が出版された1989年から、17年間程は、おおむね毎年12月に『このミステリが凄い』を購入し、そこで仕入れた情報を元に購入したミステリー本を何冊か冬休みは読みふける、という習慣があったのですが、00年代中盤くらいからその習慣はなくなってしまいました。しかし今年は、六人の嘘つきな大学生と霊媒探偵・城塚翡翠み触発されたからか、久々に『こんなミステリが読みたい』にランクインした書籍のうち何冊か買い込んだので、年末年始中心に読んで行こうと思っています。

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