2024年:今年読んだ書籍・視聴した映画ベスト

今年、書籍は例年並み、映画や小説は例年より少なく、漫画は壊滅的、テレビの視聴が大幅に増えました。 (1)書籍 1.「歴史」の世界史(レビュー)2.キエフ・ルーシ再考(レビュー)3.タバリー「歴史」第四巻 ペルシャの諸王(紹介・所感記事) 4.両京15日(レビュー上、レビュー下)5.聖書の成り立ちを語る都市(レビュー) 6.アッシリア 人類最古の帝国(ちくま新書)(レビュー)7.ロ-マの起…

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アヴェスターを最初に西欧語に翻訳したアンクティル・デュペロンが登場する短編集『イモータル(不滅の書)』(2012年、萩 耿介著)☆☆☆

① 萩 耿介著『イモータル 』(中公文庫 は 66-2、2012年/文庫2014年) 検索していたら引っかかりました。ムガル帝国が登場する珍しい短編のようだったので興味をもって調べたら、アヴェスターを最初に西欧語に翻訳したアンクティル・デュペロンが登場する短編も含まれていることがわかり読んでみました。短編集ではなく、繋がりのある連作ものでした。単行本題名は『不滅の書』、文庫化で『イモータル…

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感想と紹介:ボルヘス的雰囲気もある幻想歴史短編集『契丹伝奇集』( ‎ 中野美代子著、日本文芸社 、1989年/文庫版河出書房、1995、2021年)

誤解を招く題名です。著者もあとがきで「『キタイ伝奇集』とでもすれば、起こりうべき誤解は少しはまぬがれたのかもしれない」、と書いてますが、それでも誤解は回避できなかった筈です。そもそも一般の人は契丹であろうとキタイであろうと知らないのが普通であって、こういう人は特に誤解することもない筈です。実際読んでみて誤解だと気づく人は、一応契丹もキタイも知っている人であって、この方々は間違いなく契丹族か契丹国…

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2024年1~4月:最近読んだ書籍、視聴した映画、購入した書籍など(1)

今年1月~4月の史料本以外読んだ書籍(1) (1)かなり面白かった本(完読したもの) 『 古地図からみた古代日本―土地制度と景観 』(中公新書 1490 、 金田 章裕著、1999年)  日本古代の地図なんで行基図くらいしか知らなかったので、奈良時代の地図が数十枚も残っているとは驚きでした。その主な地図をカテゴライズして分析してゆく内容です。掘り出しものでした。レビュー候補本なのですが、既…

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1965年から2005年くらいまでの少女マンガ史:小長井信昌『わたしの少女マンガ史』(2011年)西田書店

漫画家水野英子が主宰する「少女マンガを語る会」が中心となって編纂された『少女マンガはどこからきたの?: 「少女マンガを語る会」全記録』( ‎ 青土社、2023年)は、多くの漫画家や編集者、出版関係者による、多方面からの情報を収集した1952年頃から1972年頃まで(ベルバラ登場前夜まで)の少女マンガ史本として有用です。この後続として、本書は、次期が若干かぶるものの、1965年から2005年頃ま…

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書籍『シルクロード・路上の900日―西安・ローマ1万2000キロを歩く』(2004年/大村 一朗著/めこん)の感想・紹介

世界を文字通り徒歩旅行する人がいるとは知りませんでした。著者は、1994年6月14日から1996年11月6日、873日かけて、西安からローマまで徒歩旅行しています。これはその記録です。旅の途中でポルトガルの(確か)ロカ岬から日本に向けて歩いている日本人の徒歩旅行者の存在を知る描写がでてくるため、このような長距離旅行者というのは意外に多く存在しているのかも知れません。ルートは以下の通りです(主な地…

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歴史漫画『夜の虹 (Bonita comics―"古代幻想ロマン"シリーズ)』長岡 良子著 ※アマゾン社に削除され、理由の問い合わせにも回答をもらえなかったため、こちらに転載することにしたレビューです)

〇レビュータイトル :神話とロマンに満ちた日本古代の終焉を描く傑作〇本文長岡良子の古代幻想ロマンシリーズは、大正時代シリーズと並んで長岡良子がもっとも油の乗り切った時期の傑作だと思う。中大兄皇子の時代から藤原仲麻呂までの時代を描く連作短編は、天智を理想とする藤原鎌足、田辺大隅らの流れが、天智天皇没後権力を握った大海人皇子(天武)の時代、裏面に追いやられ、天武‐大友皇子及び持統以外の側室の子が勢力…

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ノンフィクション『名誉の殺人 母、姉妹、娘を手にかけた男たち』 の紹介と感想((朝日選書) アイシェ・ヨナル著) ※アマゾンに削除され、理由の問い合わせにも回答をもらえなかったため、こちらに転載することにしたレビューです)

〇レビュータイトル : 本書は重要な書籍ですが、社会問題を文学的に書くことには疑問を感じました〇本文 本書は、非常に重大な内容を扱っています。本書の意義については、他の方が書かれているので、ここでは、敢えて本書の留意点について記載したいと思います。 本書は、トルコにおける名誉殺人者である受刑者や親族へのインタビュー、裁判などの資料を元に書かれていますが、留意すべき点が3点あると思います。 …

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2023年10-12月に読んだアマゾンレビュー以外の書籍 1/2

(小説)〇現代生活独習ノート 津村 記久子 著/ 2021年/講談社〇さいはての彼女 (角川文庫) 原田 マハ著/2013年〇ジャップ・ン・ロール・ヒーロー 鴻池留衣著/2019年/新潮社(ネタバレあり)〇中国鉄釘殺人事件 ファン・フーリック著/1989年/三省堂〇ベルリンは腫れているか 深緑野分著/2018年/筑摩書房 (歴史方法論関連)〇立ちすくむ歴史〇越境する文学と歴史学〇人を動かすナラ…

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2023年に書いたアマゾンレビュー一覧(15/Jun/2025更新 ver3)

今月からアマゾンレビューのプロフィール表示が変更されました。改定は二度なされ、5月第一週の一度目の改定は、これまで画面一列一レビューだった配置が、1列4レビューのグリッド形式となり、非常に見づらくなってしまいました。以前の形式だと、レビュー作品の題名が表示されていた筈なのですが、グリッド形式では作品の題名が表示されなくなってしまいました。 これまで書籍のチョイスが私の関心と被っているレビュアー…

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